コンゴ動乱における
国際連合の活動
会議設定
議題:コンゴ動乱における国際連合の活動(Situation in Congo ~Question considered by the Security Council at its 906th meeting on 16 September 1960.~)
議場:第4回国際連合緊急特別総会
設定日時 :1960年9月17日~19日
使用言語 :日本語
会議参加国数(予定):20か国
募集人数(予定):20人~30人
フロント
会議監督:飯野諒平 (日吉研究会・横浜市立大学医学部・3年)
副会議監督:奥山周亮 (早稲田研究会・早稲田大学文化構想学部 ・3年)
副会議監督兼議長:國分理桜 (京都研究会・立命館大学文学部 ・3年)
秘書官:岩間文香 (四ツ谷研究会・上智大学法学部 ・3年)
秘書官:佐々木崚真 (日吉研究会・横浜市立大学国際商学部 ・2年)
参加者へのメッセージ
今この文章を読んでくださっている模擬コッカーのみなさん、こんにちは!僕は以下の文章を読むのに、1分かかりました。入浴中でも電車の移動中でもいいです。1分だけこのメッセージに付き合ってください。コンセプトとかは気が向いたら読んでください。
日吉研究会老メンの飯野諒平(いいのりょうへい)と言います。気軽に「りょへ」と呼んでください。「いーの」より「りょへ」推しです。ディレクやります。久しぶりのディレクですが、参加してくれた方々に最高の思い出をプレゼントするつもりです。よろしくお願いします。
さて、医学部に通いつつ、ほぼ毎日ラグビーと筋トレとスマブラに打ち込んでる僕が中学2年生からずーっと模擬国連に参加し続けてる理由:「楽しいから」。めっちゃ軽い理由です。
模擬国連に参加する理由は人それぞれです。例えば、〇〇力を付けたい!とか、将来国連で働きたい!とかですかね。でもそれらは模擬国連を「楽しんで」初めて得られる・目指せるものだと僕は思います。
模擬国連を純粋に楽しんでる人もいます。国連や国際法、軍事に興味があって、模擬してる時間が溜まらん...!って人。合格です。是非、全日でも興味のある議題を選んで活躍してください。
それ以外の人。模擬国連コミュニティにうまく入りきれてない人や、いまいち模擬国連やる意味がわかってない、けど参加してみたい人。一緒にコミュニティに入り込んで模擬国連を楽しむきっかけを作りませんか?僕の会議の「楽しさ」はフロントとデリで「一緒に」作ろうと思ってます。
僕は決して立派な模擬コッカーみたいには模擬国連をやる意味や価値を理解できてないと思います。模擬国連楽しい〜と頑張ってた時期もあれば、コミュニティに入り込めず、つまんね〜って思いながら突っ立てた時もあります。そんな僕の会議で模擬コッカーとしての強さを見つけたいって?…正直不安しかないです。
しかし僕の会議で模擬国連を「楽しむ力」、いや、「自分らしく楽しむ力」を見つけることはできます。その自信だけはあります。そんな力が欲しい人には是非オレの会議に来て欲しい。
みなさんが隙を見せてるところで、ちょっと真面目な話を挟みます。飯野会議では議題自体もモデ、アンモデどちらもがバランスよく展開されるようなベーシックな議場や内容を設定しています。そのため、模擬国連を基礎から学び、「楽しい!」と思える要素を見つけ出すのに適切な会議設計を目指しています。それだけではないです。そのベーシックさから自分の強みや弱さを知ったうえで「自分なりの模擬国連のやり方」を確立する。そんな模擬国連の強さの基礎をつくるのにも最適な会議を作ります。
様々な会議で扱われてきたコンゴ動乱。楽しさを探すにはピッタリな会議だと思います。模擬国連の楽しさを見出したい人だけではありません。情勢系が好きな人、今までの会議で少し法議論とか戦略策定に興味持った新メン旧メンの方々。待ってます。
老メン中心のYoungフロントで超楽しい会議かまします。以上3分で読める参加者へのメッセージでした。え、1分じゃなくて3分も経っとるやん。ってなった人には多少メッセージが響いたってことなのかな、知らんけど。ってなわけで全日楽しんでください!
会議コンセプト
燈(あかし)
特に火偏にこだわりました。かっこいいから。火に登るで「あかし」と読みます。僕が以前ディレクをやったときのコンセプトは「燦(さん)」でした。意味は似てます。火の光が照り輝き鮮やかである様子、煌びやかで美しい様子、世の闇を照らす仏の教え(?)、という意味を持つらしいです。
どんな火も燃える方向や燃える時間が違うように、デリの皆さんには自分自身の輝き方があります。人はそれぞれ違う特徴を持ち、違う弱み・強さを持ちます。それを大切にしながら、思い通りに会議に参加して欲しいです。「素」で参加して欲しいです。そのために飯野会議が掲げることを以下に4つあげます。時間がなければ3つ目だけ読んで。一番重要なんで。
その① : 模擬国連を楽しみたい人を想像の100倍楽しませる
模擬国連にただ参加するだけで楽しめる人(議題や模擬国連の内容に興味のある人)は他の会議で暴れてもろて。その他の人たち是非注目。シンプルに模擬国連を楽しみたい人、模擬国連の楽しみ方が分からない人、「話し合う」ことが好きな人には最高な会議をお届けします!
その② : コミュニティを作り上げる
今まで模擬国連に入り込めなかった人、そして思うように馴染めてない新旧メンたち、オレの会議にきて欲しい。デリもフロントも含むみんなでコミュニケーションを取ってお互いを知りましょう。そしてお互いを知ったうえで一緒に会議を楽しみましょう。そのためにピッタリな議題を用意してあります。コミュニケーションは会議に臨むうえで欠かせません。それでいてコミュニケーションの場でもあるメンターは特に手厚くやります。この会議をきっかけに今後の会議も率先して、そして楽しんで参加し、たまにはこのコミュニティに戻ってこれるような、そういう会議を目指したいと思います。
その③ : 思い通りに会議に参加して
楽しいコミュニティを作り上げられたら、会議中も素の自分で参加できるはず。自分が今まで模擬国連において隠し持ってた才能を発揮できるかもしれない。自分の強みを見つけて、「自分にあった模擬国連」を見つけよう。模擬国連での自己流儀を探してみよう。そうすることで緊張で普段の自分を会議中出し切れなかった人も、素の自分を活かせるかもしれない。メンターや会議中も素の自分で楽しんで、そして自分が思うように会議に参加して楽しんでください。
その④ : 議論することの楽しさを知ろう!
とにかく議論して何か一つのゴールに向かって頑張る大変さ、楽しさ、そしてやりがいをデリのみなさんに感じてほしい。楽しいから。それさえ出来れば、最高な会議が出来上がります。
以上、燈にかけた思いです。自分の燈を探す旅に是非一緒に行きましょう!
議題の解説
時はさかのぼること60年以上前、1960年。「Year of Africa」と呼ばれたこの年に、アフリカの中部に位置する「コンゴ共和国」がベルギーから独立を果たした。しかし旧宗主国ベルギーは天然資源の豊富なコンゴ共和国の支配を捨てきれなかった。民族自決と反植民地主義の波が強まっていたコンゴ共和国。独立した後もコンゴ共和国の新政府に干渉し続けるベルギー。この二か国の対立はどんどん深まっていった。最終的にはベルギーによる実質支配に反対するコンゴ兵による反ベルギー運動、それに対するベルギー軍の介入が起こる。コンゴ共和国は、独立後早くも紛争状態に陥ることになる。
コンゴ共和国は徐々に崩壊していく。ベルギー軍の介入による混乱に乗じてベルギーはコンゴ南部の「カタンガ州」の分離独立を宣言。当時コンゴ共和国の大統領であったパトリス=ルムンバはベルギー軍の介入及び勝手なカタンガ州の分離独立をベルギーによる「侵略行為」、ベルギーとの「戦争状態」とみなし、当時国連事務総長のダグ=ハマーショルド事務総長に国連軍の派遣と軍事的支援を要請した。
しかし世は冷戦時代。どんな紛争も東西対立とは分かち難い関係であった。冷戦が絡み合い始めるコンゴ共和国内での紛争。1956年の国連緊急軍のスエズ派遣から始まったハマーショルドの「防止外交」。要請をうけてコンゴ共和国に派遣された「コンゴ国連軍」の実態。ソ連に近寄るルムンバ政権と、東西対立を背景としたコンゴ共和国での二度のクーデター。一連のコンゴ共和国での国連活動を通して、国連はアジア・アフリカ諸国から中立性を疑われ、国連の行動の正統性は危機的状況に瀕してしまう。当時の安全保障理事会の機能不全を受け、事態はいよいよ皆さんに議論していただく「第4回緊急特別総会」に持ち越される。
この「コンゴ動乱」はアフリカの中部に位置する一つの国の問題から、全世界を巻き込む国際問題へと発展していった。なぜコンゴ動乱は起きたのか、そして緊急特別総会の後何が起きたのか。会議の前と後を見比べながら、この問題に向き合い、参加される皆さんには「国連とは何か」ということをもう一度考えていただきたい。
論点の解説
①カタンガにおけるベルギー人「技術者」の実態と正統性
ルムンバの要請で派遣されたコンゴ国連軍は、ベルギー軍の撤退のためにカタンガに進駐した。しかし当時の事務総長ハマーショルドはカタンガに対し、カタンガ分離はコンゴの「内政問題」であるため、国連は介入できないこと、そしてカタンガがベルギー人を含む「技術者」を雇用することを認めることを約束した。これによってベルギーは「技術者」という名を使い、ベルギー軍人をそのままカタンガに残留させることになる。これはベルギーの「コンゴ侵略」の継続とみなされるのか。コンゴの領土保全はどうなるのか。その一方コンゴへ直接軍事支援を行っているソ連はどうみなされるのか。当時の情勢や事例を踏まえつつ、以上のようなことを議論して頂く。
②コンゴ国連軍のクーデター関与
1960年9月5日のカサブブによるクーデター、9月14日のモブツによるクーデター、という二度のクーデターを通して、ルムンバは完全に失脚させられる。その裏側には何があったのか。第四回緊急特別総会ではソ連と距離を近づけたルムンバを阻止しようと、クーデターにアメリカと国連が関わっていたのではないかという疑問が挙がった。クーデターの正統性、国連の関与の是非について深く検討していただく。
③コンゴ基金の設置
コンゴにおける東西対立が伺える中、コンゴに対してどのような支援を行わなくてはならないのか。ハマーショルドは「防止外交」の観点から、「コンゴ基金」を設置して外国のコンゴに対する支援はすべて国連を通さないといけないと主張した。一方東側諸国はコンゴへの影響力を確保するため国連を通した支援を批判することとなる。当時勢力を上げた第三諸国もコンゴ基金はコンゴに対する国連の信託統治を招くと懸念した。コンゴはどのように援助すればいいのか。当時の第三諸国の意見、東西対立の実態を考慮しつつ、議論していただく。
国割
基本シングルでのアプライをおすすめしますが、ペアでも可能です。ペアを希望する場合は、事前にご自分でペアを組んで頂いた上でアプライしていただけるとありがたいです。
Belgium
Ceylon
Chile
Czechoslovakia
France
Ghana
Guinea
Hungary
India
Libya
Morocco
Norway
Poland
Tunisia
Republic of South Africa
Union of Soviet Socialist Republic
United Arab Republic
United Kingdom
United States of America
Yugoslavia
Dag Hammarskjöld
以上21ヵ国を想定しています。
会議の特徴
▶️情勢系だけど新旧向け!?
1960年代という少し昔のコンゴを舞台にした会議です。基本的な国際法の知識はもちろん、当時の情勢や国連の状況の知識も必要となってきます。しかし!情勢系と聞いて、難しそう〜と思った新旧メンたちは心配ご無用です!新旧メンの方々はこの時期にむしろ「少し難しめ」の議題にフロントと共に取り組んでみることで、議題理解や戦略策定に挑戦してみることが大切です。ちょっとした挑戦を通して、今後模擬国連に取り組むための土台を作り上げましょう。
▶️強みを見つけてみよう
情勢系とは言え、モデとアンモデを通したベーシックな流れを会議では想定しています。柔軟に国益を定めつつ、ベーシックな流れで議論を進めていく会議なので、自分の模擬国連の強みや得意分野、目標に合わせた会議行動ができます。まさに自分の「燈」をこの会議では見つけることができます。自分に力があるかちょっと自信ないって?フロントが参加してくれたデリのみんなの「燈」を見つけ出し、「自分らしく」会議で活躍できるようにサポートしますのでご安心を。
▶️コミュニティを作り上げよう
いまいちまだ模擬国連のコミュニティに馴染めてないなぁって人。自分の研究会以外のコミュニティを広めてみたいなぁって人。今会議ではデリとフロント間、デリとデリ間のコミュニケーションを何よりも重視しています。この会議をきっかけに今後の会議も率先して、そして楽しんで参加し、たまにはこのコミュニティに戻ってこれるような、そういう会議を目指したいと思います。
▶情勢系ならではの楽しさ!
楽しい会議を作ります。もちろんどんな会議でも模擬国連は楽しめますが、情勢系の会議では、国連の限界的な側面における戦略的駆け引き・合意可能領域のない国益のぶつかりあい・国際政治のリアルの反映が打ち出されます。そんな中自分で戦略を考えながら、他のデリたちと議論していくのは難しく、かつとても楽しいものとなります。楽しいコミュニティを作り上げるのはもちろん、情勢系の議題に挑戦して、模擬国連の楽しさに触れてみてはいかが?
対象とする参加者
対象層としては、模擬国連にそこまで慣れていない、もっと力を付けたい、コミュニティに入り込みたい、と感じている新旧メンの方々を主に募集したいと思っております。そして一度基本に立ち返りたいと思っている・情勢系の会議が好きな老神メンの方々も大歓迎です。
新メンの方々。年末の全日本大会の時期は議題関係なく、「少し挑戦してみる」こと自体が大切です。今までの会議で情勢系にちょっと触れたことがある人もない人も、少しステップアップした戦略策定や会議行動に挑戦してみませんか?挑戦は発見につながり、発見は自信につながります。皆さんが怖れずに挑戦できるように、フロントは手厚くみなさんをサポートしていきたいと思います。フロントとの対話を通して自分の強み・情熱・「燈」を見つけ、より楽しく、より「自分らしく」、「素で」模擬国連に取り組めるようになります。
旧メンの方々。ある程度経験を積んだ方々だと思います。情勢系に挑戦したい人はもちろん来てください。運営代を1年間続けて来て、何か模擬国連に心残りがある人もいるかと思います。最後に初心に帰り、模擬国連に「楽しんで」参加してみるのはどうでしょうか。自分の「燈」とは決して強みとか自信とかだけを意味するわけではありません。自由に自分が好きなように会議に挑んでみることも立派な「燈」です。是非自分らしさを本会議で僕たちに見せに来てください!
老メン、神メンの方々。フロントからのサポートなども通じて、今会議では自分の「燈」を見つめ直す機会を提供したいと思ってます。今までの会議で培ってきた経験や自分なりの模擬国連の手法を見つめ直したうえで、存分に議場でその強さを発揮してください。たくましいデリとしての姿を見せつけてくれることを期待しています!
〇〇メン関係なく。デリ間、デリとフロント間のコミュニケーションを通して最高の会議をお届けします!そんな飯野会議ことコンゴ動乱会議。是非遊びに来てください!